超対称的場の理論とは


 超ひも理論は重力も統一的に記述できる、もっとも高い超対称性をもった理論だと述べましたが、ひもの描像ではなく、点粒子の描像の延長で、より高い対称性を求めて、いろいろな粒子を統一的に扱おうとする理論もあります。
それは「超対称的場の理論」と呼ばれるものです。

 それは超ひも理論における「超対称性」と同じことなのですが、粒子の描像にもとづいて理論を展開しているわけです。別の言い方をすると、超ひも理論は「超対称的場の理論」を包含しているということにもなります。
 では超対称的場の理論によって粒子がどのように扱われるかというと、「フェルミ粒子」と「ボース粒子」と呼ばれる粒子の統一が図られます。
 あらゆる粒子、あるいはそれを表す場は、フェルミ粒子とボース粒子に大別されます。
 たとえばクオークやレプトンはフェルミ粒子ですし、ゲージ粒子やヒグス粒子はボース粒子です。この2タイプの粒子は超対称性をとりいれることによって互いに変換でき、そうすることによって、すべての粒子をより統一的に扱うことができるようになる、というわけです。
 この超対称性として十分に大きな対称性をもってきますと、重力もほかの場と統一されるようになるのです。

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