宇宙誕生最初の3分


 現在の私たちの宇宙が宇宙初期のビッグバン宇宙からどれくらい時間がたったかを示す「宇宙年齢」は、約137億年といわれています。また宇宙の大きさは、私たちの見える範囲だけに限っても、おおよそ100億〜150億光年の広さと考えられています。
 その現在の宇宙からさかのぼると、宇宙創成図の案内に従えば、まず「宇宙の晴れ上がり」という状態が見えてきます。ここから先の初期宇宙は、私たちの肉眼では見えません。なぜなら、そこでは電子はまだ原子核と結合せず、あちこちを自由に飛び回っていました。そのため、光は遠くまで届かないことになってしまいます。
 だから、ここよりも先の初期宇宙は見えないのです。宇宙はここで初めて電子と原子核が結合し、電子は自由に飛び回らなくなって「曇り」の状態を脱し、晴れ上がります。この「宇宙の晴れ上がり」は、時間にしてビッグバンから4万9000年たったときだと、最新の観測データは教えてくれています。

 さらに宇宙をさかのぼると、「元素合成」の時期が現れてきます。ここでヘリウム、リチウムなどの、比較的軽い元素が合成されます。この軽い元素が合成された時の時間は宇宙年齢にして約3分。これが「最初の3分間」と呼ばれているものです。
 ちなみに重い元素は、宇宙が時間をもっと経たあと、星の内部で、あるいは星の爆発によって合成されたということがわかっています。
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